大阪桐蔭高校野球部監督である西谷浩一監督。
西谷監督の魅力は何といっても部員達に対する的確なコメントですよね。
この10年で全国の高校の中でも最多の17人をプロに送り込んでいます。
もちろん、プロ野球だけではなく、東京や関西の有名大学や野球強豪大学への進学なども数知れず。
甲子園での活躍もさることながら、なぜ、大阪桐蔭高校野球部出身のプロ野球選手はプロの世界に入っても大活躍しているのでしょうか?
西谷監督は、1998年(平成10年)秋から、大阪桐蔭高校野球部の監督になりました。
そこから、2018年夏まで、全国制覇7回、うち春夏連覇は2回達成。
甲子園通算成績は55勝9敗。
勝率は86%と驚異的です。
まさに、西谷監督なくして大阪桐蔭高校野球部なし。
と言われる理由ですよね。
いろんな資料を読んでみると、西谷監督の名言、コメント、予言がその理由なのでは、と強く思いました。
今回は、藤浪晋太郎(阪神タイガース)。
さらに昨年、春夏全国優勝した時のメンバーから4名のプロ野球選手が誕生しましたね。(五十音順)
柿木蓮(日ハム)
根尾昂(中日)
藤原恭大(千葉ロッテ)
横川凱(巨人)
その4名を含めた計5名への西谷監督の名言、コメント、予言をご紹介します。
西谷監督の名言①藤浪への、コメント、予言がすごすぎる
藤浪晋太郎。
2012年ドラフト1位で阪神へ入団。西谷監督は阪神入団直後、藤浪に対して次のコメントをしています。
「いきなり1軍というのは厳しいと思います。即戦力という声もあるが、それはみなさんのリップサービス。藤浪がダメというわけでは、もちろんありません。プロはそんなに甘くない、ということ。大学を出ていきなりでも難しいわけですから、そう簡単にいくものでもないです」と。
さらに、藤浪の体力や投球フォームにも次のようにコメントしています。
「体もまだまだですから、まず体づくりをしないといけない。やはり投球フォームですね。いい時はいいんですが、まだ安定してないんです。それをある程度安定させて投げられるようにならないと」
体と投球フォームの2点を不安視していました。
藤浪はプロ1年目の開幕第3戦、ヤクルト戦(神宮)でプロ初先発初登板をはたし、3年連続10勝以上達成。
名実ともに阪神タイガースいや、プロ野球界のエースと言われていましたね。
しかし、4年目以降は、制球難で自滅するなど安定感を欠き、現在も苦しい日々が続いています。
皆さんどうですか?
西谷監督のコメントを読み返すと、その予言の的確さについて凄いなと思いませんか?
西谷監督の名言②柿木、根尾、藤原、横川へのコメント
西谷監督は今季からプロ野球選手になった4名の選手にも、次のような言葉を発しています。
まず、柿木についてコメント
「柿木は、ボールも速くて強いです。何と言っても、試合を作る魅力がある。セットアッパーやリリーフならグッといくタイプになれると思いますよ」
続いて、根尾についてコメント
「根尾は芯が強い子で、今までの部員では飛び抜けています。心配はありますけど、どんなところでもぶれないと思います」
続いて、藤原についてコメント
「藤原は、足が速いだけの選手だけではなく、打てる外野手になれます。守りも含めて全部できる打者になって欲しいです」
最後は、横川についてコメント
「横川は大器晩成タイプ。内面の強さは持っているんですが、時間はかかるかもしれませんが、頑張って欲しいです」
数年後、この4名がプロ野球で実績を残したときに、西谷監督のコメントの予言力について検証?してみたいですね。
西谷監督の名言まとめ
ここまで、部員ひとり一人の個性を把握している西谷監督。
だからこその、部員への愛情ある、名言、コメント、予言。
ますます、多くの野球少年が大阪桐蔭高校で野球をしたくなりますよね。
高校野球が全てではなく、その先の人生についても、しっかり、道しるべを示す西谷監督。
これからも注目大の監督ですね!
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