第101回全国高校野球選手権大会もいよいよ佳境ですね。 今回は私の甲子園ベスト高校3選についてお話したいと思います。
第1位 横浜高校 松坂世代
松坂大輔投手率いる横浜高校と当時最大のライバルだったPL学園との戦いです。 この試合はいまだに、私の中ではNo.1ゲームです。
内容も秀逸ですが、一球毎の両チームの駆け引きがすごく印象に残っています。
この試合には伏線があり、春の選抜でも両チームは戦っていて、その時は横浜高校が接戦をものにして頂点に立っています。
当時、その試合はテレビでドキュメンタリー化された記憶があり、選手の野球に対する執念を感じていました。
迎えた夏の再戦。序盤、横浜高校バッテリーのクセを逆手にとって先制するPL学園。
それを察知してクセを矯正してきた横浜高校。
その後の鬼気迫る両チームの戦い。すごいゲームでした。
野球の攻めと守り、動と静、メンタルがプレーに及ぼす影響等々。 いまだに、語り継がれる試合ですね。
横浜高校の松坂大輔投手への信頼とそれに全身全霊で応えた松坂大輔投手の気持ちが最後に勝負を決めたと思っています。
当時の横浜高校がすごいのはPL学園に勝ったあとでも、準決勝は奇跡の逆転サヨナラ勝ち。
決勝戦はなんと、ノーヒットノーランでの優勝。
1年間公式戦負けなしというおまけつき。
すごいチームだと思いました。
第2位 星稜高校松井選手敬遠
こちらも、いまだに語り継がれる出来事ですね。 松井秀喜選手率いる星稜高校と明徳義塾高校ですね。
松井秀喜選手が全打席敬遠されたということから様々な意見がありました。
高校野球ではありえない、正々堂々と戦え、フェアではない等々日本全国で物議を醸した試合です。
私が感動したのは敬遠を受けた松井秀喜選手のインタビューでの受け答えです。
松井秀喜選手はアナウンサーの質問に、相手チームの作戦ですから、点を取れなかった自分たちが弱い、と言った高校生とは思えない冷静沈着な受け答えでした。
このインタビューを見て私は松井秀喜選手に大変興味を持ちました。
そんな時、松井秀喜選手のあるエピソードを読んで納得しました。
松井秀喜選手が小学校時代にお兄さんの悪口を言ったのを両親にすごく怒られたそうです。
人の悪口を言う人に良い人間はいたい、みたいなことを言われたようです。
松井秀喜選手は、それ以降人の悪口を絶対に口にしないことを誓ったそうです。
このエピソードから私は松井秀喜選手の大ファンになりました。
後日談ですが、最近、明徳義塾高校の関係者の講演会に参加しました。
明徳義塾高校としては、勝つために何をしなければ、いけないかを考えた上での敬遠作戦だったとのことです。
従って、マスコミからいろいろ言われた明徳義塾高校ですが、当時の判断については、監督選手含めて勝つために正しい選択をしたとのことで、一致団結していたとのことです。
なんで、あんなに大騒ぎしているのか、ルール違反をしているわけではない、という意見でした。
私としては、敬遠が正しいかどうかではなく、両チームとも当事者しかわからない考えがあるのかと痛感した試合でしたね。
第3位 PL学園 KKコンビ
私は現在46歳です。
少年時代に憧れたと言えば、清原選手&桑田投手のKKコンビですよね。
新しいヒーローが二人も!しかも二人とも1年生から大活躍してましたね。
他のメンバーも超高校級の選手ばかりでプロや大学、社会人になっても大活躍してましたね。
思い出のゲームは数え上げたらきりがないですが、敢えてあげるなら、やはり、二人が最後の夏にサヨナラで優勝決めた決勝戦です。
それぞれの大会では必ずライバルの存在があり、そのライバルと切磋琢磨して共に成長していく場面に出くわすことが多いのが高校生。
多感な時期だからこそ、成長の伸びしろが半端ないですよね。
決勝戦の相手は山口県代表宇部商業でした。
宇部商業は甲子園でグングン力をつけた二人がいました。
投手の古谷投手とバッターの藤井選手、こちらは宇部のFFコンビでした(笑)。
この二人の存在によってKKコンビも新たな力を甲子園で生み出すことができたと思います。
この決勝戦で私が1番印象に残っているのは、清原選手の2本目のホームラン時の実況です。
「甲子園は清原のためにあるのかあ」です。
子ども心に、いまだにあの場面を思い出すことが出来て、私が高校野球に興味を持った瞬間でした。
甲子園ベスト高校3選まとめ
皆さまいかがでしたか? 私は46歳です。 10代から30代の方には馴染みのない話だったかもしれませんにね。
ただ、甲子園の思い出とともに自分の人生も振り返ることが出来るのは今も昔も変わらないですよね。
毎年さまざまなドラマが生まれる夏の甲子園。
甲子園という舞台に立つことだけでも、ものすごいことだと思います。
ぜひ、力の限り悔いなく頑張って欲しいです。
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